サカナクションのライブに行ってきた

1週間に1回更新するといいながらなんと前回の更新から3ヶ月近くが経ってしまいました。。。。。

 

ブログに書く時の文体やテンションが定まらぬまま時間だけが経過してしまいました!

でもやっぱり新しい場所に行ったり新しい本を読んだり新しい音楽に出会ったりしたときにはこのようなアウトプットの場所が必要だなと感じ、また書こうと思った次第であります。

 

今回は先週10/1に幕張メッセで行われたサカナクションのライブ、'SAKANAQUARIUM2017 10th ANNIVERSARY Arena Session 6.1ch Sound Around' に行ってきたのでそれについて書こうと思います。

 

 prologue

 

今回のライブは題にあるように、アリーナの客席を囲うようにスピーカを配置し、6.1chサラウンドでライブを楽しんでもらおうというコンセプトのものでした。サウンドシステムはあのDOLBY協力のもので、なんとこのようにシステムに懲りまくった結果、今回のライブは赤字らしいです。

 

CDが売れないからライブで収益を出すといわれているこのご時勢、大丈夫かサカナクション!アルバムぜんぜん出してないし。シングルも発売延期するし。

 

そんな心配をしていたらライブのMC中、山口一郎氏から来春アルバム発売!?のアナウンスが!しかしこれも例のごとく”!?”なのでね。気長に待ちましょうね。

 

 

 

今回のライブの感想

 

 

うわ!表と裏の使い分けがめっちゃ顕著!!!

 

どういうことかセットリストと共に書いていきたいと思います。

以下、セットリスト

 

 

1 新宝島

2 M

3 アルクアラウンド

4 夜の踊り子

5 Aoi

6 シーラカンスと僕

7 壁

8 ユリイカ

9 ボイル

10  『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』

11  夜の東側

12  三日月サンセット

13  SORATO

14  ミュージック

15  アイデンティティ

16  多分、風。

17  グッドバイ

EN1 サンプル

EN2 ホーリーダンス

EN3 (新曲)

EN4 目が明く藍色

 

 

よく山口一郎氏は、表の曲、裏の曲のような表現を用います。表の曲とは、大衆受けするような、悪く言えば分かりやすいような曲、フックソングのことを言っていて、セットリスト内での配置が今回は特に顕著になっています。

 

1の新宝島から5のAoiはまさにフェス用セットリスト。ここでオーディエンスを一気に盛り上げる。もう最近のワンマンでAoiはすっかり揶揄ソングとなっていますね。

 

こんな偉そうに書いてますがこれらの曲も普通に好きですよ。

 

シーラカンスと僕

ここからが”潜る”フェイズ。

 

マイナーコードで派手な音もそこまで使われていない曲が続く。表曲との対比で普通に聞くよりも歌詞がしっかり入ってきたように感じた。サカナクションの裏曲は基本的に、上京しもがき苦しむ人(自分)を描いた曲が多い。その光景が普段聞くよりも鮮明に浮かんでくるようだった。

 

サラウンドシステム、オイルアート、レーザーを効果的に用いた演出など書くべきことは盛りだくさんなライブであったが、最も印象に残ったのはやはり裏フェイズの最初の曲、シーラカンスと僕であった。

 

自分の文章の向かっていく方向がわからず迷子になってきたので、シーラカンスと僕の歌詞とともに今回はお別れしたいと思います。(なんだそれ)

 

眠れずにテレビをつけたら

夜に見たニュースと同じで

淋しくなったんだ

 

空が海 見上げた雲は泡

深海魚な僕はあくびをして

どこかへ どこかへ行こうとする

泳いで 泳いで

 

青い目とウロコで うろうろする僕はシーラカンス

どこかへ走り出しそう さよならする深い夜から

 

灰色のビルはまるで珊瑚礁

息切れしてシャローを目指し泳ぐ

静かに 静かに

 

青い目とウロコで うろうろする僕はシーラカンス

どこかへ走り出しそう さよならする深い夜から

 

曖昧な若さを 無理に丸め ゴミだどした

どうか僕が僕のままあり続けられますように

 

 

この曲は裏曲の象徴だと個人的に思ってたりする。